〔ハッスイ米袋第12話〕
山本一郎
は昭和15年に会社を設立してハッスイ紙事業の研究開発製造を続けていたが資金が続かずに昭和57年に会社が倒産した。しかしながら以後もそのまま個人事業としてハッスイ米袋の手作り製造と特に人体の健康と安全(乳幼児、老人、病人に優しい)となるハッスイ紙製品の研究開発を続け、防虫性、防カビ性等の公的機関の実証及び各関連団体の実証と推薦をとりつけていった。
食品用紙袋として
①国立衛生研究所所長名で安全の証明
撥水性紙袋(柿渋ハッスイ紙使用)の無公害証明をうける。
呉服保管用たとう紙として
①A県美容業事業環境衛生協同組合理事長名で推奨
呉服保管用たとう紙(柿渋ハッスイ紙使用)は、防カビはもとより、防湿性、防虫性において品質並びに性能ともに極めて優秀でありましたのでここに推奨し之を証明いたします。(M百貨店独占採用)
洗濯衣服の長期保存用紙として
①B県ドライクリーニング協同組合理事長名で推奨
衣類の保管用として防カビ、防虫、防湿において品質性能ともに極めて優秀でありここに推奨し之を証明します。
畳の防虫防カビ養生紙として
①日本高周波畳協会会長名で実証
ハッスイ紙(柿渋ハッスイ紙)による畳のカビ及び畳表の日焼け防止テストで畳の養生として効果的であると考えられます。
②C県労働者住宅協会理事長名で推奨
③C県畳床組合長名で推奨
ハッスイ紙(柿渋ハッスイ紙)による畳の防虫、防カビ、日焼け防止等、品質性能ともに極めて優秀でありましたのでここに推奨を認定いたします。
④D県保健衛生組織連合会長名で推奨
ハッスイ性特殊畳等下敷き(上敷き)紙(柿渋ハッスイ紙)について推奨を認定します。
⑤日本環境衛生センター理事長名で証明
畳床用防虫加工紙(柿渋ハッスイ紙)としてケナガコナダニに対する繁殖抑制には十分な効力を示すものと推察された。(昭和60年に住宅都市整備公団の指定商品となる)
屋根瓦やモルタル壁下地材として
①E県立工業試験場長名で実証
健康と安全を基礎とした呼吸する屋根瓦の下地ルーフィング材(柿渋ハッスイ紙)、またモルタル壁下地フェルト材(柿渋ハッスイ紙)としてJIS-A-1407に準ずる。(製品化に成功し販売を開始)

◎柿渋ハッスイ米袋に第2の危機が
このようにハッスイ紙事業は食品業界、呉服衣料業界、建築業界等にますます拡大していく状況であったが、昭和64年1月(平成元年)に
山本一郎が突然急逝した。(昭和63年10月20日の郵便局消印で高橋二郎あて全資料を送ったとの書簡が残っている)

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