〔ハッスイ米袋第11話〕

◎玄米保存用柿渋ハッスイ米袋の欠点
玄米を常温で新鮮呼吸(ガス交換)させながら余分な湿度を吸収させない柿渋ハッスイ米袋は、玄米の新鮮度合がそのまま長期間持続する。しかしこの柿渋ハッスイ米袋に入れる時々の個々の玄米の状態とか、個々の取り扱いや置き場所等の人為的不可抗力でそれぞれの不具合結果が違い、害虫やカビ(実はカビではない)や玄米変色等の見た目の不具合が出ることもある。特に夏は玄米の呼吸が盛んになり美味しい香りを出すので、普通の紙米袋よりも柿渋ハッスイ米袋の方が害虫に狙われやすい。これらが柿渋ハッスイ米袋の柿渋ハッスイ効果により、米の美味しさが長期にわたり持続するゆえの最大の欠点となる。
(ハッスイ米袋は耐用年数0の消耗品)

◎玄米保存用電気保冷庫の欠点
①電気で温度を下げると庫内は乾燥状態になる。
②庫内の乾燥により玄米は過乾燥状態となる。
③玄米の過乾燥を防ぐため水分加湿機能がいる。
④水分を加湿すると庫内温度はますます下がる。
⑤庫内温度が下がらないように暖房機能がいる。
⑥暖房による温度調節で庫内は多湿水分となる。
⑦庫内の多湿水分を庫外に排出する機能がいる。

これらの相反する機能をコンピューターで制御する技術は非常に難しく、またコストも高くなるので、現在でもこのような各種機能を備えた玄米専用保冷庫は存在しない。
したがって今販売されている玄米専用保冷庫とは、冷やし過ぎてはいけない新鮮玄米のために、庫内温度を(13°~15°平均)に調節した普通の冷蔵庫である。そのかわり庫内温度の調節により、玄米や白米も含めて、ご飯など酸化しやすい他の食品も短期保存ができるという利点がある。
しかし夏場に保冷庫から出した過乾燥玄米はその外気との温度差で一気に結露水分を吸収し、ストレス軟弱米となる。そして常温外気にふれることで、すぐに食味の劣化や不具合が始まる。
これが玄米用保冷庫または玄米用低温倉庫の玄米を冷やし呼吸を抑える事こそが欠点となる。
(玄米保冷庫の法定耐用年数は6年)

現在、玄米の新鮮度を長期間保持する玄米用保冷庫や、JAまたは国が保有する玄米用低温倉庫よりも、この電気がいらない常温保存の柿渋ハッスイ米袋の方が、玄米の新鮮度を長期間保持する能力が格段に優れている事がわかる。
〔他にある米保存方法で、米の呼吸を止めた密封方式の長期保存米については論外となる〕

この米袋は米袋の中の米袋の米袋を超えた米袋 j88.jp